2018年05月22日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件E爆撃機エンジンやその他展示物

飛燕や十二試艦戦が展示されている部屋には、当時の飛行服や図面と言った貴重な品々も。アメリカ軍が零戦を調査したレポートとか、未完の巨人爆撃機キ-91に積まれる計画だった大馬力のエンジンと言う、激レア品まであります。

第2次大戦時の飛行機が好きな方にはたまらんですね(笑)
飛行機に興味が無い方でも、戦争当時の様子を容易に知ることができるようになっている点も素晴らしいのではないでしょうか。

当時の飛行服

展示資料 飛行服 IMG_2467

製図道具

展示資料 設計図面作成用の道具など IMG_2470

落下傘や高度計・・・これは珍しい

展示資料 落下傘 高度計他 IMG_2458

太平洋戦争中、不時着した零戦五十二型をアメリカ側が鹵獲。
本土に送ってダグラス社が詳細に調査したレポートなんだとか
こうやって見ると、ホント「丸裸」にされてますよね

米軍による零戦調査レポート IMG_2455

太平洋戦争中の1943(昭和18)年、旧日本陸軍は四発の大型爆撃機を計画
キ91と呼ばれたその爆撃機は、アメリカのB-29をもしのぐ巨大なものだったとか。
そのキ91に搭載される予定だった、ハ214ルと名付けられたエンジン

三菱ハ42-21ル(ハ214ル)エンジン IMG_2451

三菱ハ42-21ル(ハ214ル)エンジン IMG_2457

こうやって真横から見ると、空冷星型複列 18 気筒と言う構造が実感できますね

三菱ハ42-21ル(ハ214ル)エンジン IMG_2449

ハ140エンジンやハ214ルエンジン、飛燕や十二試艦戦が展示されているこの空間
床はグレーのカーペット、壁から天井が黒という造り。

メタリックな展示物が多いので、この黒い空間だととても見やすいように感じました
こう言う点も見せ方が上手いです。

次回は日本の航空機技術の発展に貢献してきた機体を紹介します。



















2018年05月15日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件C三式戦「飛燕」エンジンその他

機体だけの展示と言うのは、言い方悪いけど「どこにでもある」。エンジンも・・・となると、そう無いでしょう。さらにパーツ類まで見せてるところなんて、まず無いのでは。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館では大正時代のサムルソンから始まり、太平洋戦争時のこの「飛燕」と重爆撃機「飛龍」のエンジンが展示されてます。

そしてさらには近代のジェットエンジンやヘリコプターのエンジンもあるので、時代とともに発展していくエンジンの移り変わりが見てとれます。

「視覚」に訴えるとやっぱりインパクトは大きい。
実に考えられた見せ方だなぁと感心しきりです。

パーツ類だと燃料噴射ポンプや点火プラグなど、過給器もあります。

三式戦 飛燕 パーツ類 IMG_2439

三式戦 飛燕 燃料噴射ポンプ IMG_0144

変わったところでは「木製の」増槽タンク
資材が枯渇し、木材で造らなければならなかった・・・ある意味「戦争の悲惨さ」もきちんと訴えています

三式戦 飛燕 木製増槽タンク IMG_2430

収蔵館にて撮影した説明書き
私の足が映ってるのは、ご愛嬌(笑)

陸軍三式戦闘機飛燕 かかみがはら航空宇宙科学博物館収蔵庫 493

計器盤ありました
左が飛燕、右は零戦三十二型。この比較が液冷エンジンを持つ「飛燕」が、何故シャープなフォルムを持つのかに繋がります

三式戦 飛燕 計器盤 IMG_2462

飛燕のもの

三式戦 飛燕 計器盤 IMG_2466

これもちゃんと説明されてるところが、細かい気配りですねぇ。

三式戦 飛燕 液冷エンジン説明板 IMG_2446

この展示機と同じ、飛燕二型に搭載されていたハ140エンジン
※飛燕一型はハ40、これを改良したのがハ140
間近で見ることができて、細かいところも見てとれるのは大きい

三式戦 飛燕 ハ140エンジン IMG_0149_2

三式戦 飛燕 ハ140エンジン IMG_0148

三式戦 飛燕 ハ140エンジン IMG_0145_2

三式戦 飛燕 ハ140エンジン IMG_0146_2

飛燕に搭載されたハ140エンジンは、生産・整備がとても困難だったとか。
エンジンだけの問題じゃないだろうけど、この飛燕が実力を発揮できていればどんなだったろう、なんて思ったりもします

次回は同じ展示室にある、十二試艦戦
零戦の原型となったこの戦闘機の写真をアップします

十二試艦上戦闘機 IMG_2474


























2018年05月14日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件B三式戦「飛燕」

子どものころから好きだった飛行機が「零戦」と「疾風」。そしてこの「飛燕」だった私。
まだ完全に復元されていない状態だった収蔵庫での展示の時から、見に行ってました。

陸軍三式戦闘機飛燕 三式戦飛燕二型かかみがはら航空宇宙科学博物館収蔵庫 535

リニューアルオープンでは、組みあがった姿が見れました。
嬉しかったですね。
「何が」と言うわけじゃないけど、とにかく嬉しかった。

零戦のもととなった、十二試艦戦(実物大模型)と

十二試艦上戦闘機 IMG_0044

展示室の天井には、ハンス・グラーデ単葉機(実物大模型)も

三式戦 飛燕 IMG_2435

いろんな角度から見ることができるのが、うれしい

三式戦 飛燕 IMG_0139

IMG_0143

三式戦 飛燕 IMG_2443

三式戦 飛燕 IMG_0142

展示機は2階の休憩スペースからも見ることができます
これポイント高いです(^O^)/

三式戦 飛燕 IMG_0046

三式戦 飛燕 IMG_2477

こうやって見ると、液冷エンジン独特のシャープなフォルムもよくわかります

三式戦 飛燕 IMG_0051

次回は飛燕に搭載されていた液冷エンジンや計器盤などなど
木製の増槽タンクなんてのもありました

これらの写真をアップします。

戦時中、この飛燕にはいろんな塗装が施されていました
グリーンを基調にした迷彩だったり、このシルバーだったり

この岐阜かかみがはら航空宇宙博物館の飛燕については
以下の考え方に基づいて修復した、とのこと

この考え方もしっかりと知っておくと、また新たな発見があるかも

陸軍三式戦闘機飛燕 かかみがはら航空宇宙科学博物館収蔵庫 490

































2018年05月13日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件A入館してからのサルムソン

以前はちょっと暗い感じもした、旧かかみがはら航空宇宙科学博物館の入り口と受付カウンター。リニューアルしたら、明るく開放的になりました。

入り口入って正面左手に、チケット売り場。右手にショップ。正面に受付カウンター。
この画像はチケット売り場とフロア案内図。以前は無かった券売機があります。

入り口のすぐの左手には、ちょっとした食事もOKなカフェもあって、長時間の滞在でも困らないようになってます。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 エントランス IMG_2409

こちらショップ。品揃えもまぁまぁある印象。
もうちょっと、じっくり見てくれば良かった。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 エントランス IMG_2410

キッズルーム、あります。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 キッズルーム IMG_2411


一番最初は「航空機と航空機産業の始まり」と題されたエリア
人類初の動力付き航空機である、ライト兄弟のライトフライヤー号。そして日本の航空産業の始まりとなる、サルムソンA2A。
この2機の復元模型が出迎えてくれます。

この空間に入ったときの、あの「おぉ〜」と言う感動。
確かに展示されてるのは「模型」。
だけど、実際にあの空間に入った者でなければ味わえないであろう感動が味わえました。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 乙式一型偵察機サルムソンA2A と ライトフライヤー号 IMG_2413

こんな図面があると、思わず見入っちゃいます。
ある意味こういうモノも見せることで、子ども達が航空機に興味をもつように仕向けているのかも知れません。
でも「航空機産業の後継者を発掘する」ことも博物館・ミュージアムの役割と言うことを考えれば、非常に上手く作られてます。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 ライトフライヤー号図面 IMG_2423

こちらが乙式一型偵察機サルムソンA2A

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 乙式一型偵察機サルムソンA2A IMG_0034

エンジンと前部胴体の骨格、それに図面が展示されています。
これらはリニューアル前には無かったもの。
こんな隠し玉があったとは。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 乙式一型偵察機サルムソンA2A エンジンと前部胴体 IMG_2414

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 乙式一型偵察機サルムソンA2A 図面 IMG_2421

世界そして日本での航空機の始まりと言う歴史を、この2機の模型で紹介し
エンジンや図面を見せて、飛行機ってこんな造り(構造)してるんだよ、と見せる
上手い見せ方してるなぁ、と思う私でした(^O^)/

次回は、この「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)」リニューアルオープンの目玉の一つ
太平洋戦争時に旧陸軍が使っていた、三式戦「飛燕」の復元機体の写真をアップします

陸軍三式戦闘機飛燕 かかみがはら航空宇宙科学博物館収蔵庫 519

このバラバラだった機体が組みあがって、どんな姿になったのか
いい年こいたオッサンが、期待に胸を躍らせて見たその姿

乞うご期待(^O^)/










2018年05月08日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件@屋外展示エリア

リニューアルオープンした「岐阜かかみがはら航空宇宙博物館」。日本でもトップクラスの展示機数、見せ方もよく考えられてるなぁと思いました。

1回の記事では、とてもとても書ききれない程の展示ボリューム。
多分10回くらい書けそうです(笑)

今回は屋外展示エリアからエントランス(入り口)前まで。

屋外でのイベントスペースもあります。
屋根があるので、暑い夏のイベントが無い日には日よけにいいかも(^O^)/
屋外にはトイレ、自販機・・・無料エリアですが、とても充実してます

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 セレモニー会場 IMG_2380

入り口から博物館の建屋までは、屋外展示エリア
無料です。でも楽しめます。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 屋外展示エリア IMG_2381

この子が無くなっていたのは残念
1973(昭和48)〜1989(平成元)年まで、名古屋市消防局で活躍したSA316BアルエットV型ヘリコプター

DSC00005

キレイに修復されて、復活することを期待します

ここにあるのは元陸自のV-107Aやエアーニッポンで飛んでいたYS-11-500R、海自で活躍したUS-1A飛行艇とP-2J対潜哨戒機の4機。
V-107バートルは別として、大型機が揃ってると実に見事な眺めです。
しかもこの展示エリアは無料(しつこい)

駐車場側入り口から、それぞれ紹介します。
陸上自衛隊第101飛行隊(那覇)で飛んでいたV-107A(51804号機)

V-107A JG-1804(51804) IMG_0162

V-107A JG-1804(51804) IMG_2386

今回の訪問では一眼レフは全く使わず、全てスマホかタブレットで撮りました。
上がiphone8Plus、下がipad Proで撮ったもの。最新のiphone8は明るく、2年前のipad Proはちょっと暗いなぁと言う印象。
設定は全くいじっていません。(一部画像は補正あり)

以前は開館時なら、「いつでも」中に入って見ることできたんですけどねぇ。
貴重な機体だったんですが、今は「全く」入れないようです。

V-107バートル 機内

V-107バートル コクピット

次が全日空からエアーニッポンで飛んでいたYS-11-500R。レジはJA8731。
初期型より強力なエンジンに換装されたタイプ(あいち航空ミュージアムのはYS-11-100と言う初期型だそうで)

YS-11-500R JA8731 IMG_0159

YS-11-500R JA8731 IMG_0160

YS-11-500R JA8731 IMG_2395

このYS-11も、以前は開館時ならいつでもOKだったのが、休日の時間限定
世知辛いです

YS-11 機内 座席

つい去年の年末まで飛んでいた海上自衛隊のUS-1A。1995(平成7)年12月まで、岩国基地第71航空隊で飛行していた9078号機。
これも特別企画と言う形で、内部公開があったそう。この企画、復活して欲しいです。

US-1A 9078号機 IMG_2396

しかし・・・デカい
子どもさん、これ見ただけで大喜びだろうなぁ

US-1A 9078号機 IMG_2403_2

主脚。脚フェチにはたまらんです(笑)

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 US-1A 主脚 IMG_0174

建屋に一番近い位置にあるのが、海上自衛隊のP-2J対潜哨戒機4782号機
鹿屋基地第7航空隊で1994(平成6)年まで、飛んでいた機体。
このP-2J含め、それぞれの機体にこんな説明板ついてます。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 P-2J説明板 IMG_0155

P-2J 4782号機 IMG_2404

左舷機長席側には階段が付いて、コックピットを覗けるようになってます

P-2J 4782号機 IMG_2401

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館・・・先代のかかみがはら航空宇宙科学博物館時代から、水ロケットを造り飛ばすイベントが有名
やっぱりありました☆彡

これがまた、けっこう飛ぶんですわ

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 屋外展示エリア 水ロケット IMG_2407

訪問したのは3/30.リニューアルオープンした、次の金曜日。
屋外には地元のグルメなど、お店がいっぱい出て、とても賑わってました。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 屋外展示エリア 出店 IMG_2400

満開の桜並木、いやぁ・・・見事

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 屋外展示エリア 桜並木 IMG_0167_2

次回は館内への入り口から、サルムソン偵察機+ライトフライヤーの展示です。
しかし・・・こんな隠し玉を持っていたとは(驚)