2018年07月26日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)がスゴイことになってる件HT-3練習機

この飛行機、土日祝日限定ですが「乗る事できます」

航空自衛隊のパイロットが、初めて操縦する初等練習機として使われていたT-3練習機。
ここ岐阜かかみがはら航空宇宙博物館に展示されているのは、2007年4月、航空自衛隊岐阜基地の飛行開発実験団で最後まで飛んでいた機体のうちの1機です。

尾翼の部隊マークも、飛行開発実験団のまま。

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 T-3練習機 11-5547 IMG_2520

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_2626

土日と祝日はコックピットに乗る事できます。(要整理券)
身長が120センチ未満の小さい子供さんは、親御さんが抱いて乗ることになります。

以下の画像は、リニューアル・オープン前のものですが、こんな感じです。

航空自衛隊の大先輩らしきボランティアスタッフの方が、いろいろ説明してくれました
私が千歳基地第2航空団にいました、と言ったら喜んでくれましたねぇ

T-3練習機 11-5547IMG_0637

コックピット(操縦席)は、171センチでちょっとがっちり系の私でも、そんなに狭く感じませんでした
F-104Jの方が、よっぽど狭い感覚

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0630

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0633

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0631

ちなみに・・・F-104Jの操縦席左側はこんな感じ
レーダーや武装関係のスイッチなど、すごくたくさんのスイッチがあります
スロットルレバーにも、いろんなスイッチが

F-104J戦闘機  コックピット IMG_0101

操縦桿です

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0633

座席はこんな感じ

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0636

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0635

計器盤です

航空自衛隊 T-3練習機 11-5547 IMG_0630


ちなみに・・・F-104Jの計器盤

F-104J戦闘機  コックピット IMG_0102

T-33ジェット練習機です

T-33練習機 コクピット DSC00127

航空自衛隊の練習機に乗れるなんて、そうそうありません。
土日か祝日に、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空宙博)を訪れた際は、ぜひ乗ってみてはいかがでしょうか。

※この記事の画像は、すべて管理人が撮影したものになります。無断転載など、絶対にないようお願いしますね。
Chromeの画像検索機能って、超絶便利(^^♪




























2018年07月23日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件G戦後日本の航空機開発の礎となった機体たち その2

久しぶりのこのシリーズ。戦後日本の航空機開発において、重要な役割を果たした機体を展示しているエリアの2回目。
今回はN-62イーグレット、FA-200改そしてUF-XS実験機をご紹介します。

N-62イーグレット
戦後、海外メーカーが独占していた軽飛行機市場に乗り込むべく伊藤忠商事と日大工学部が開発した飛行機
優れたSTOL性能と、良好な視界がセールスポイント。
YS-11を開発した木村秀政氏(戦前には航研機を開発)が日大の学生を指導したんだとか。

N-62 イーグレット IMG_2508

N-62 イーグレット IMG_2509

当時のパンフレット(英文)がこちらのページにあります

http://dansa.minim.ne.jp/CL-1966-N62.htm

FA-200改 STOL実験機
SUBARU(富士重工業)が開発・製造し、曲技飛行まで可能な優れた飛行性能を持つFA-200。
STOL性能の研究するために、航空技術研究所(NAL)が購入。
エンジンの馬力を強化し水平安定板にも改修を加えたのが、展示されているこの機体。

説明板

FA-200改 STOL実験機 説明板 IMG_2516

機体はこんな感じ

FA-200改 STOL実験機 IMG_2515

UF-XS実験機
この機体が後に世界トップレベルと言われるPS-1やUS-2に繋がるわけで。
とても大きい意味を持つ飛行艇ではないでしょうか。

でもまぁ、そんなことは解らなくても
目の前でこんな大きい飛行機を見てるだけで、テンション上がっちゃいます(^^♪
※知れば知るほど「ほぉ〜」となりますがね(笑)

UF-XS実験機 IMG_2681

UF-XS実験機 IMG_2629

UF-XS実験機 IMG_2491

UF-XS実験機 IMG_2490

日本の飛行艇が優れてる点に、短距離での離着水や外洋での高い波でも着水できる点があります
この点について、新明和工業のサイトで解説がされています
へぇ〜と感心することばかり。ぜひ、ご一読を(^O^)/

新明和工業 最新鋭機「US-2」の能力



今日はここまで。次回はT-3練習機を上げる予定です。
※記事中の画像は、全て管理人が撮影したものです。著作権は放棄していません。転載や引用など、無断での使用は絶対におやめください。
多少は良いか、と思ってきましたがやめました。無断使用には徹底的に対抗します。






































2018年06月19日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)で中部圏知事会議が開催されました

このニュース聞いて、岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)が正直うらやましい。
来年2019年11月に名古屋で開かれるG20外相会合。各国外相が、あいち航空ミュージアムを視察に来てくれないかなぁ・・・と、とんでもない妄想を抱く私です(笑)

中部圏知事会と言うのは、中部9県の知事さんや政令指定都市である名古屋市長を加えたこんな会。
詳しくは、以下のリンクをご覧願います。
http://www.pref.aichi.jp/chiji/chubuken/page/m.html

この知事会の会長を務める愛知県の大村秀章知事が、以下のようなツィートをしてました。







11日お昼過ぎ、#中部圏知事会議 に先立ち、会場である #岐阜 #かかみがはら航空宇宙博物館 を視察。今年の3月にリニューアルオープンしたこの博物館では、#ライト兄弟 の「 #ライトフライヤー 」から大戦時の戦闘機「 #飛燕 」、#H-Uロケットエンジン まで、人類の航空技術の挑戦と歴史を感じる展示を拝見しました。 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館にて、当博物館アンバサダーで元 #宇宙飛行士 の #山崎直子 さんから、説明を受けています。 岐阜かかみがはら航空宇宙博物館をご案内頂いた山崎直子さん、古田岐阜県知事始め視察に参加された各県知事、副知事、河村名古屋市長と。後ろに見えるのは、日本実験棟「 #きぼう 」です。 #大村ひであき #愛知 #知事

Hideaki Ohmuraさん(@ohmurahideaki)がシェアした投稿 -



でもね、知事・・・
岐阜かかみがはら航空宇宙博物館を視察された感想は、いかがでしたか?
展示規模の話ではなく、見せ方と言う点について感じられた事を聞いてみたいです。

各国の大臣さんに来て欲しい
日本の自治体の方々にも来てもらえる

あそこのミュージアムを手本にしようじゃないか
そう言ってもらえるようなミュージアムになると良いなぁ











2018年05月28日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件F戦後日本の航空機開発の礎となった機体たち

この眺め、正直言って「マジ、ビビった」。この圧倒的なスケール、スゴイの一言。
岐阜県各務原市・・・川崎重工業のおひざ元。航空機産業が盛ん。でもこれだけの展示物をそろえ、これだけ上手に見せる。ただただ感心するばかりです。

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館 IMG_2678

飛燕や零戦と言った太平洋戦争中に活躍した機体が展示されているエリアの次は、戦後の航空機開発の歴史を20機の実機で紹介するエリア。
以前は狭いスペースにごちゃごちゃと雑然とした展示でしたが、こうやって整理されると改めて展示物の多さにびっくり。

ここのエリアには、敗戦後の航空禁止令が解除され再び動き出した日本の航空機開発の中で
技術的な貢献をした機体などが展示されています。

20機もあるといっぺんには紹介できないので、何回かにわけて書きます
今日は戦後、各務原で再スタートとなった機体や技術的革新を遂げた機体をご紹介。その第1回目になります。
※画像は全て管理人が撮影したものです。無断転載などは一切禁止します。

@川崎KAL-1連絡機
敗戦後7年に渡った航空禁止令が解除され、各務原での航空機つくりが再スタート。
その1番手として開発された通称「おかるさん」

メーカーは川崎航空機(現・川崎重工業)。初飛行は1953(昭和28)年7月。
戦後の国産機としては初の引き込み脚、全金属製。海外への訪問飛行も行ったそうです。

川崎航空機(現・川崎重工業) KAL-1 IMG_2486

川崎航空機(現・川崎重工業) KAL-1 IMG_2489

A川崎KAT-1練習機
自衛隊(当時の保安庁)で国産練習機を採用することになり、採用をめざし開発された練習機。
KAL-1に様々な改良を加え、良好な運動性能を実現するも、アメリカ製T-34に敗北。
しかし運輸省航空大学校で採用され、2機が生産。初飛行は1854(昭和29)年2月。

KAL-1を前年の7月に初飛行させ、その7か月後にはKAT-1を初飛行。
たった7ヶ月の間に改良を加えた機体を飛ばすと言うのもスゴイことです。

川崎航空機(現・川崎重工業) KAT-1練習機 JA3074 IMG_2482

各展示機の前には説明板が設けてあり、「航空大学校でパイロット養成に使用された練習機」と言った簡単で覚えやすい紹介文とともに、機体のプロフィールや各種データが書かれてます。

飛行機はあまりよくわからないと言う方からマニアの方まで、広く受け入れやすい紹介文と感心します。

Bサーブ・サフィール91B改 防衛庁技術研究本部 高揚力研究器X1G
スウェーデンのサーブ社が1945(昭和20)年に開発した、サーブ91サフィール練習機を輸入。時の防衛庁技術研究(現・防衛装備庁)が研究機として改造した機体です。

X1G1B高揚力研究機(サーブ サフィール91B改)  説明板 IMG_2498

1596(昭和31)年から1962(昭和37)年にかけて、主に離着陸性能の向上の研究を行った機体だそう。
その成果は、後にPS-1/US-1飛行艇やC-1輸送機などへと活かされています。
日本の航空機開発の歴史を伝える「極めて貴重な航空遺産」として「重要航空遺産」にも指定されています。
※記事参照元 一般財団法人日本航空協会 重要航空遺産 X1G1B高揚力研究機
画像、サーブ機の後ろにいる大きい黒い飛行機は、この研究成果が活かされたUF-XS飛行艇。

US-1やC-1の「あの」驚異的な短距離離着陸(離着水)性能は、この機体から来てるんですよね。

X1G1B高揚力研究機 TX7101(サーブ サフィール91B改)  IMG_2500

この機体の展示で特筆すべき点が2つ。
@動画で説明
様々な改修が加えられてるゆえ、これを文字情報として表示すると、かなり大きな説明板が必要になります。
ゆえに動画で解説が流れるようにしてあります。しかも垂れ流しではなく、興味を持った人がスイッチを入れると流れる仕組み。
これなら、途中から見て「わからない」と言うことも防げるし、すべてがわかりますね。

X1G1B高揚力研究機(サーブ サフィール91B改)  説明板 IMG_2499

A図面で説明
画像なくてごめんなさい。このサーブ91サフィールやT-2CCVなど一部の機体では、機体のどの部分に改修を加えたのか
飛行機の図で表してます。
この点も私ら素人でも解りやすくて、非常に助かります。

今回はこれにて終了。
次回はFA-200改STOL実験機やN-62イーグレット、UF-SXなどをアップします。

























2018年05月27日

岐阜かかみがはら航空宇宙博物館(空博)がスゴイことになってる件D十二試艦上戦闘機

十二試艦上戦闘機は零戦の試作段階での名前。試作機に改良を加えたものが1940(昭和15)年に、零戦十一型として制式採用。
初飛行が当時の陸軍各務原飛行場、今の岐阜基地だそうです。

飛燕と同じ展示室内に、日本初の動力飛行を行ったハンスグラーデ単葉機とともに、大空を舞っているがごとく展示されてます

十二試艦上戦闘機 IMG_0041

下から見上げる
模型なんだけど、なんだかホントに空を飛んでるみたい

十二試艦上戦闘機 IMG_2461

2階に上がると、横からも見ることが可能

十二試艦上戦闘機 IMG_2474

十二試艦上戦闘機 IMG_0050

計器盤もあります
※これは発展型の零戦三十二型の計器盤

零戦三十二型甲 計器盤 IMG_2464

この展示室は2階構造
階段を上がるとこんな感じで機体などを見ることができます
この眺めは壮観

飛燕 十二試艦上戦闘機 IMG_2476

2階にはジュースなどの自動販売機と、テーブルなどもあって飲食可能
これは嬉しい

ハンスグラーデ単葉機 IMG_0052

テーブルの上にはこんな模型もあって、これはテンション上がります
心憎い演出ですね

飛燕展示エリア 休憩スペースのテーブル IMG_0045

順番が入れ違っちゃいました。
次回に乞うご期待☆