2017年05月21日

零戦と秋水を撮りに三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所史料室へ 展示資料&アクセス

零戦がある三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所史料室。
メーカーでなければ見ることもできないような資料も充実してます。

史料の展示は、戦前に航空機開発を始めたころ〜戦中〜戦後〜現在と言う時代の流れに
民間と旧陸海軍、そして現在の防衛省、と言う区別。
壁に沿って歩いていくと、時代の流れにそって見ることができるようになっています。

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 展示資料 IMG_5235

各種航空機の模型も
けっこう丁寧に作りこんであります

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 展示資料 IMG_5248

これは貴重だなぁ、と思ったものをいくつか

各務原飛行場で発見されたと言う99式襲撃機のプロペラ

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 展示資料 IMG_5271

99式襲撃機はこんな飛行機

300px-Mitsubishi_Ki-51-1.jpg
※画像引用元 ウィキペディア

襲撃機と言うのは今で言う地上攻撃機みたいなもので、敵飛行場の飛行機や地上に展開する部隊を超低空、または降下爆撃を行う機体だそうです。
三菱が1939年に初飛行させてます。

秋水の燃料を保存していたと言う陶器製の容器と、酸素ヘルメット?
燃料には強い腐食性があったので、容器には陶器が用いられたそうです

秋水 展示資料 IMG_5264

零戦の図面なんてのもありました
へぇ、昔の図面はこうやって書かれていたんだ・・・なんて素直な驚き

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 展示資料 IMG_5272

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 展示資料 IMG_5273

この三菱の史料室についての記事は、これでおしまい。
史料室は手狭になったことと資料の整理のため、今月5月末で一度休館するそうです。
現住所で再開するのか移転するのか、いつになるか・・・等は、現時点では全く不明です。

今年11月に、県営名古屋空港横にオープンするあいち航空ミュージアムに零戦を展示する話も不明。
現時点ではオープン時には零戦は無し、と言う方向です。

行きたい、と言う方
まず史料室に電話で予約が必要です。
こちら三菱のページを参考にしてください

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 2017年5月までに史料室を見学希望の皆さまへ

史料室へのアクセスです
@車で行く方
ナビで行けばそんなに難しくありませんが、近くに大型のショッピングモールがあるので平日でも混雑するときがあります。
駐車場は正門に入ってすぐ。左手にあります。

Aバスで行く方
いろんなルートがありますが名古屋駅からだと、あおい交通が運営する「県営名古屋空港行きバス」に乗るのが一番楽チンです。
JR名古屋駅前にあるミッドランド・スクエア前から乗車、名古屋高速を経由して「三菱重工南」停留所で下車。1時間に1本くらいの間隔で発車して、所要時間は約20分。料金は700円(片道)
バス停からは徒歩約3分で正門。

あおい交通ホームページ 名古屋空港直行バスのページは以下のリンクへどうぞ
時刻表、バス停の地図があります

http://aoi-komaki.jp/

三菱重工南バス停の地図は、このページ

http://aoi-komaki.jp/archives/103

車の方もバスの方も、正門に入ったら守衛所で受付をすませてください。
電話で予約した予約簿と突合せをしますので。
中には入らず、右手に進むと史料室の入口です。

航空機ファンの方、ぜひ一度実物をご覧になってみてください。
戦いの歴史、そしてその中から生まれたデザインの美しさ・・・いろんなことを体感できることでしょう。





















posted by てっちゃん at 22:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 小牧基地航空祭関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月14日

零戦と秋水を撮りに三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所史料室へ MU-2編

三菱重工の名古屋航空宇宙システム製作所史料室に展示されているのは
第2次大戦中の零戦と秋水、そしてこのMU-2。
MU-2も三菱と言う会社のみならず、日本の航空機産業に大きく貢献した飛行機と言えるでしょう。

MU-2の開発について
@1960(昭和30)年代初頭、次期戦闘機の調査で訪米したある課長が、アメリカで多くのビジネス機が飛んでいるのをみて「これなら三菱にもできるんじゃないか」と企画・開発を始めたのがMU-2の始まりです。
Aコンセプトは軍民両用の小型ターボプロップ機。北米に売り込むことをメインに、ヨーロッパにも売り込むことを狙った。
B三菱らしさを出すために、基礎的な技術以外は三菱独自で開発。アメリカの航空雑誌や、三菱が戦前から作ってきた軍用機の図面なども参考にしたそうです。

量産〜生産中止
@初飛行は1963(昭和38)年9月
A高速での巡航性能や機動性、良好な操縦性能もあって27ヶ国で販売されたベストセラー機へとなり、総生産は762機に。
B新型ビジネスジェットに生産を集中させるため、1987(昭和62)年で生産中止。

自衛隊との関わり
@航空自衛隊では捜索救難機としてMU-2Sを29機導入。2008(平成20)年まで運用。
Aさらに空自では飛行点検機にMU-2Jとして4機導入し、こちらは1994(平成6)年まで運用。
B陸上自衛隊では偵察連絡機LR-1として採用、20機を導入して2016(平成28)年まで運用。

航空自衛隊MU-2S。2005(平成17)年の浜松基地航空祭で撮影 浜松救難隊所属63-3228号機

MU-2 #228
MU-2 #228 posted by (C)てっちゃん

史料室に展示されている機体の画像がこちら(6枚)

三菱MU-2 JA8737 IMG_5244_2

三菱MU-2 JA8737 IMG_5247_2

三菱MU-2 JA8737 IMG_5252_2

機内に入れるようになっています
いかにもビジネス機・・・的な感じ

三菱MU-2 JA8737 IMG_5253_2

身長171pの私だと、中腰?いやもう少し身をかがめて・・でないと機内が移動できないです
操縦席はこんな感じ

三菱MU-2 JA8737 IMG_5255_2

計器盤

三菱MU-2 JA8737 IMG_5254_2

機長席に座ってみた(^^♪
ウチのヴィッツより狭い印象

三菱MU-2 JA8737 IMG_5256_2

展示されているJA8737号機の経歴です
1969(昭和44)年1月初飛行
1969年8月にJA8737として登録。オーナーは三菱重工。
1998(平成10)年、海自・八戸航空基地にて胴体着陸事故
2012(平成24)年登録抹消。43年間飛び続け、史料室にて保存・展示。
※この経歴については「インターネット航空雑誌ヒコーキ雲 三菱MU-2研究」様のサイトを参考にさせていただいてます。
また、こちらのページでは軍民。両方のMU-2の経歴も紹介されています
http://dansa.minim.ne.jp/CL-MU2-00-index.htm#8620

MU-2については以上です。
次回は展示資料や、史料室へのアクセスなどについて取り上げます。


※ヘタな写真ですが、画像については著作権を主張します。
無断転載については固く禁止します(exif情報見ればわかりますので、ご注意を)
もしこれらの画像を使いたいと言う方は、コメント欄にその旨ご連絡願います。そのため画像にはクレジット等入れていません。

































http://dansa.minim.ne.jp/CL-MU2-00-index.htm#TOP
posted by てっちゃん at 19:24| Comment(0) | TrackBack(0) | 小牧基地航空祭関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2017年05月10日

零戦と秋水を撮りに三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所史料室へ その5

今回はロケット戦闘機「秋水」を取り上げます。
画像をできるだけ多く見て頂きたいので、2回に分けます。
1記事でさらっと・・・とか思っていたけど、「あれもこれも」になっちゃいました。ゴメンなさい。

この秋水と言うロケット戦闘機については「秋水プロジェクト」様のホームページに詳しく紹介されています。
ぜひ訪問してみてください。※以下、青太文字クリックでリンク先に飛びます

「秋水プロジェクト」のホームページ 秋水とは

2点だけ補足します
@ドイツのロケット戦闘機Me-163のコピーと言われてますが、ドイツから得た資料のほとんどは潜水艦と共に沈んでしまってます。途中で潜水艦から降りた技術将校が空路持ち帰ったのは、簡単な図面とわずかな資料だけ。これらを基に、陸・海軍が協力、さらに三菱重工が開発に参加。
日本の技術も加えて作られたのが「秋水」。
A秋水と言う名前は切れ味鋭い日本刀を詠った和歌から来ているそうです。

全景を横から
身長171センチの私の目線で、こんな感じ

秋水 IMG_5268

隣に並ぶ零戦と比べると・・・

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 館内風景 IMG_5266_2

展示されている、この機体。
1961(昭和36)年に横浜に埋められていた機体が発掘されたもの。

発掘された後、航空自衛隊岐阜基地で保管されていたものが修復され、今によみがえったわけですが
Beforeがこれ

秋水 骨格写真 IMG_5206

修復中の姿(ピントがボケてるのは、ご勘弁)

秋水 骨格写真 IMG_5205

内部構造と、元の機体のどの部分が復元機に使われてるかを示した図

秋水 内部構造説明板 IMG_5207

復元の過程についても「秋水プロジェクト」様のホームページにて、詳しく解説されています
※以下青文字URLクリックで、該当ページへと飛びます

http://shusui.org/4shusui_restore_mitsubishi/restore_body/body_restore.html

構造材

秋水 内部構造材 IMG_5209

離陸滑走にはタイヤを使い、着陸時にはソリを使用
二度と還る事のない「特攻」ではなく、ちゃんと「生還」を考えたつくりです

IMG_5198

降着装置のアップ

秋水 着陸用ソリと主輪 IMG_5275

近くによってみた
意外と小さい

秋水 IMG_5294



次回は復元されたロケット・エンジンや操縦席の様子を伝える説明板などを取り上げます


※ヘタな写真ですが、画像については著作権を主張します。
無断転載については固く禁止します(exif情報見ればわかりますので、ご注意を)
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2017年05月09日

零戦と秋水を撮りに三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所史料室へ 零戦編その2

今回は零戦の2回目。

この展示されている機体についての説明板

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5216

簡単に付け加えます
@11型〜64型まで各種あるタイプのうち、この機体は52型甲と呼ばれるタイプ
A52型甲は推力増強のため排気管を推力式単排気管とした
B20ミリ機関銃をドラム式給弾からベルト式給弾に変更。弾数が増えるのと同時に、主翼が厚くなり強度が増した。
敵であるアメリカも、F6Fなど強大なライバル機を投入してきたことから、対抗していくべくバージョンアップしてきたことがわかります。

展示されている機体に使われている部品が赤く示されてます

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5215

この図を見ると、エンジンも元の機体から取って使われてるようですが
この通り、ピッカピカ(^^♪

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5229

主脚です
今の飛行機みたく両方いっぺんに引きこむのではなく、片脚ずつだったそうです
両方一度にと言うのも可能だったのですが、それだと油圧システムの重量が増してしまう。片脚ずつなら軽量化も可能。それで片脚ずつにしたとか。

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5220_2

主翼の骨格や操縦席の背板
軽量化のために穴があけられてます。しかし、この穴も計算しつくされたもの。この穴によって、逆に強度が増したそうです。

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5219

プロペラのブレード
ところどころにある穴は、米軍機の機銃弾の痕
持ち上げると、ずっしりと重いです

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5217

機体外板です
ホントにペラッペラ。トタン板より薄い印象です。
これで空中戦で激しい機動をしたんだから驚きです
と同時に、アメリカ軍機の12.7ミリとか20ミリ機銃弾に撃たれたら・・・と思うと・・・。

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 外板サンプル IMG_5233

私が見に行った日、空自の若手幹部も見学に来ていました
どんなふうに感じたのかなぁ。

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5200_2

次回はロケット戦闘機秋水に行きます。


※ヘタな写真ですが、画像については著作権を主張します。
無断転載については固く禁止します(exif情報見ればわかりますので、ご注意を)
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2017年05月08日

零戦と秋水を撮りに三菱重工・名古屋航空宇宙システム製作所史料室へ 零戦編その1

今日からいよいよ零戦に行きます。

「おぉ、来たか」と迎えてくれた零戦と秋水。
私には、この2機がホントにそう言ってるように感じました。
圧倒的な存在感に、思わず足が止まります。

名古屋航空宇宙システム製作所史料室 館内風景 IMG_5266_2

復元前の姿がこれ

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5214

この無残にも朽ち果てた姿から、ここまでキレイな姿に復元されました
復元に尽力された方々に敬意を表し、深く感謝します。

機体全景を横から

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5200_2

零戦について簡単に説明を
@第2次世界大戦時に活躍した、旧日本海軍の艦上戦闘機。今で言えば、アメリカ海軍のF/A-18ホーネットのような戦闘機です。ゼロ戦とか(数字の)レイ戦とも呼ばれています。
A映画「風立ちぬ」で有名になった堀越次郎氏が設計。開発は三菱重工が行い、中島飛行機(一部が後のSUBARUとなる)がライセンス生産
B初飛行は1939(昭和14)。総意生産数は10400機以上。11型〜64型まで10タイプ以上があり、主脚の代わりにフロートを付けた水上戦闘機型の二式水上戦闘機や、複座の練習機として零式練習戦闘機があります。

アングルを変えて何枚か

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5288_2

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_0934_2

出撃するとき、パイロットはこの角度から愛機を見てたのかなぁ
どんな気持ちだったんだろう

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5291

垂直尾翼と尾輪
所属部隊を表すマークなどは見当たらなかったようですね。

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5278_2

見学台が付いてますが、操縦席の見学は三菱・小牧南工場長の許可が要るそうです

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5225

操縦席の説明板が2枚。その1

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5222

その2。この展示されている4708号機の操縦席とのことです
一度座ってみたいものです

零式艦上戦闘機 ゼロ戦 IMG_5221

まだまだ画像があるので、次回もこの零戦について
機体の細部などをご紹介します


※ヘタな写真ですが、画像については著作権を主張します。
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posted by てっちゃん at 06:56| Comment(0) | TrackBack(0) | 小牧基地航空祭関連情報 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする