2016年12月04日

KC46空中給油機の美保基地配備に反対する共産党のデマがひどい その1

配備計画反対の「学習会」で配られたチラシ、これが実に巧妙に作られてることに驚いた
タイトルには「デマ」と書きましたが、一見「デマ」や「ウソ」はありません。しかしいかにも誤った印象を植え付けると言う点では、デマと同じ。

ちょっと長文です。時間がある時に読んでいただく事をおすすめします。

2016年9月に航空自衛隊・美保基地を抱える鳥取県に対し、次期空中給油機KC-46ペガサスの配備計画が伝えられました。
※記事参照元 鳥取県知事定例知事会見録

防衛関係の話が出ると「話し合いで〜」とか「外交努力で〜」とか言う共産党が、この計画に早速噛み付きました。

外交努力でと言うのであれば、こんな事をやってるお隣中国にも文句を言うべきだと思うんだけど
そこは完全にスルー。

>南部戦区空軍航空兵某旅団の給油機は25日、空中で戦闘機2機に同時に給油した。同旅団は連日、空中給油訓練を繰り返し、部隊の長距離作戦能力を磨いている。写真は戦闘機2機が同時に空中給油を受ける様子

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※記事及び画像引用元 http://japanese.china.org.cn/politics/txt/2016-11/29/content_39809755.htm

まずKC-46ペガサス空中給油機と言うのが、この飛行機
航空自衛隊はこの空中給油機を、平成32年度以降3機を順次導入予定。
全てが美保基地に配備されるかどうかは未定です。

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※画像引用元 http://www.ainonline.com/aviation-news/defense/2015-06-05/boeing-flies-kc-46-prototype-aerial-refueling-system

この配備計画に関して、防衛省から8月に出された資料がこちらです
新たな空中給油・輸送機(KC-46A)の 美保基地への配備について

KC-46空中給油機の配備計画に反対する共産党、11/12に
>その危険性について理解を深めようと「空中給油機問題学習会」
※引用元 日本共産党米子市議 岡村英治氏のブログ
を開催しました

この勉強会で配られたチラシがツィッターで上がってました。
※画像クリックで大きくするとができます




このチラシが、実に巧妙に作られてます。
一見ウソはないけど、読み手は間違いなく誤った印象を持ちますね。

チラシの画像2枚、実際のチラシが1枚の裏表なのか2枚なのかわからないので
画像1枚目から取り上げます

このページ、特にウソは書いてません。よく調べて書いてあるなぁ、と言う印象。
でも、それだけに騙されやすいから要注意。
共産党の目的は自衛隊解体、米軍も日本から追い出す。それをテーマとして訴えようとすると、こう言う書き方になりますね。

?と思った事が2つ
1つ目が空中給油機が給油できる機種の比較。

こんなツィートが





空自の機種は簡略して書いてあります
F-15ならJ型とDJ型、F-2ならA型とB型があるのにそこはスルーしてF-15、F-2とだけ紹介。

でも自衛隊が近く導入するオスプレイとF-35については、念を入れてのご紹介。
F-35はA型、B型、C型。オスプレイはMV-22とCV-22と、事細かく書いてあります。

こうやって書くと、読み手に伝わる印象が変わってくるんですね。
KC-46と言う空中給油機は、より多くの米軍機に給油可能だ
日本の自衛隊が使う飛行機にも、より多くの種類に給油できるじゃないか
日米軍事同盟が強化される、危険だーと言う印象を植え付ける事ができるわけです。

チラシには「空中給油可能な米軍機の種類が倍増します。」とか「種類がグンと増えます」と2回も書いてあるので、この機種比較と合わせて威力倍増。
こうやって印象操作するんだ、と思ったら恐ろしくなってきます。

因みにこのKC-46の給油可能機種として
他にAV-8ハリアーもあるのですが、知らなかったんでしょうかね。

あとプローブ アンド ドローグ方式では、救難ヘリコプターであるUH-60Jにも給油は可能ですが、KC-46とUH-60Jでは飛行速度の問題で給油は無理みたいです。
ここらへん、詳しい方がいたら教えていただけるとありがたいです。

2つ目
これはちょっと妄想も度がすぎるんじゃない?と思った事。
>美保基地の空中給油機の配備は、従来の輸送機パイロット養成のための訓練基地から
米軍とともに戦争するための出撃基地へと変質することを意味しています。


まず「輸送機パイロット養成基地からの変質」
これは事実。現在美保基地には、航空自衛隊の輸送機や救難機パイロットを養成する第41教育飛行隊があります。
しかし、この第41教育飛行隊は航空支援集団に属する部隊。
空自のパイロットが一番最初に乗るT-7がある部隊は航空教育集団とは別組織ゆえ、一貫した教育体制が取れない悩みがありました。
そこでこの教育飛行隊を航空教育集団に入れ、一貫した教育体制を取ろうとしただけの話。

なおかつ、このKC-46は元は旅客機であるB-767。機体は大きいです。
しかも美保基地に近く配備されるC-2輸送機も、機体は大きい。
さらには陸上自衛隊のCH-47輸送ヘリコプターも、美保基地に配備される計画です。

配備される機体はサイズが大きくなり、さらに別の機種も増える。
でも場所(面積)の広さは限られます。
場所がないじゃん! てなりますよね。

確かに養成・教育部隊がいなくなる訳だから、基地の性格は変わると言えば変わるけど
そう言う背景は共産党にとって都合の悪い話。スルーして、「変質」と言う言葉を利用。
なんかよくわからないけど、悪い方向に変わるような印象を植え付けてますね。

でも、何でそれが
米軍とともに戦争するための出撃基地へと変質することを意味しています。
どうやったら、こんな理屈になるのか「私には」理解不能です。
「自衛隊解体、米軍不要」の共産党脳だと、こうなるのかなぁ。

私ね、ネットで記事を書く仕事もしてますけど
この文章の書き方と印象の植え付け方、もう尊敬するレベル。
怖いくらいですわ。

だいぶ長文になりました。
チラシの2枚目については、次の記事で取り上げます。




















posted by てっちゃん at 14:44| Comment(2) | TrackBack(0) | 防衛のお話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
定年退役空自2尉の息子で、境港生まれです。
C-1配備直前に反基地団体が配った新聞折込チラシでは、基地周辺10km以内では直ちに耳が聞こえなくなると書いてありました
今も連中は耳が聞こえない事は同じですね
Posted by at 2018年07月06日 06:18
こんばんは。返信遅くなり、申し訳ありません。

お父様が定年退官されるのでしょうか、長い間の勤務お疲れ様です。

C-1の音で耳が聴こえなくなる・・・ですか。
しかしヒドイ話です。

私の発信力など微々たるものです。でも、しっかり反論していくつもりです。

Posted by てっちゃん@管理人 at 2018年07月08日 21:54
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